なぜワセリンは化粧品やハンドクリームより優れているのか?
雑談の部屋
2017年12月20日
ほさき整骨院に来院されている
70代の女性患者さんのお話です。
シルバーヘアーが素敵な方なのですが、
「最近、髪の毛が黒くなってきたんですよ。
しかも左側だけ」
と話しながら髪をかきあげて髪の生え際あたりまで
見せてくれました。
確かに右側と見比べると左に黒髪が目立ちます。
体に関すること、
特に今回の場合のような珍しい現象には興味深々の私は
早速質問タイムに入りました。
私「最近、日常生活で何か変化はありましたか?
食事内容とかシャンプーを変えたとか」
患「いえ、特に。食べ物は普段通りだし…」
私「食べる物や、髪の毛に関係することでなくてもいいですよ。
ちょっとしたことでもいいので、思い当たることは何かないですかね?」
患「う~ん。そういえば化粧品を使わなくなりましたね」
私「お肌のお手入れはどうしてるのですか?」
患「ワセリンを使い始めました」
『ワセリン』
私はこの単語に大いに反応してしまいました。
今から遡る(さかのぼる)こと数年前です。
その頃の私は冬場に指先がひび割れして困っていました。
仕事柄、
手を消毒することが多く、
そうするとさらに割れがひどくなっていたのです。
手技をメインにする治療家にとって、
指先(特に親指)の割れは致命的でもあります。
数種類の市販のハンドクリームも使用したのですが
それほど効果もなく、
手を洗った際にはさらに指の油分が無くなっているように
感じたものです。
そんな時、
私が私淑(ししゅく)する形成外科医である夏井睦先生が
管理するサイト
『新しい創傷治療』
でワセリンが効果的と学ばせていただき早速実行したところ、
これが良い感じだったのです。
※私淑:直接教えを受けたわけではないが著作などを通じて師と仰ぐこと。
かなりマメに塗っていますが、
ワセリンを使用開始してから指先の割れを見ることがなくなりました。
このような経験をしており、
私はワセリンには非常に好印象を持っています。
化粧品の肌に及ぼす悪影響は少しずつですが最近取りざたされてきていますよね。
さて、
・化粧品の使用を止める
・化粧品の代わりにワセリンを使う
・白髪が黒くなる
これらの関連性は果たしてあるのでしょうか?