ケガで発生する炎症が体によい理由

前回の記事で
足首をケガ(捻挫)して1週間ほど経過した
男性患者さんことについて触れました。

その中で足首が腫れている(『腫脹』といいます)と
書いたのですが、
これは炎症が起こっていることを意味しています。

あなたは

『炎症』

という言葉にどんなイメージを持ちますか?

どちらかというと、
¥おそらくマイナスのイメージではないでしょうか。

薬でも消炎鎮痛剤のように、
痛みを鎮めることと炎症を抑える(消す)ことを目的としたものが
ありますからね。

しかし、本当に

『炎症』

は悪でしょうか?

ケガ(打ち身や捻挫)をすると、
その部分は赤くなったり熱をもったりすることがありますよね。

同時に、
または、しばらくしてから痛みを感じることもあります。

これが炎症反応というもので、
体内で傷ついた組織(細胞と言い換えても構いません)を修復するために
生体が正常に働いている証拠でもあるのです。

つまりケガを治そうとあなたの体が頑張ってくれていることに他なりません。

だから

『炎症』

って悪いものではなく、

「治っていくための大切なプロセスなのです!」

と簡単には言えないところがややこしいのですよね。

それは炎症が過剰になったり、
慢性化することでアレルギーや自己免疫疾患に繋がることがあるからです。

良い(必要な)炎症と悪い(不必要な)炎症があるということですね。

ケガの場合に発生する炎症で一時的なものは良い炎症と考えてください。

あなたもケガをした時に炎症を抑えるために冷やす方がいい
と聞いたことがあるかもしれませんよね。

それは、
炎症を抑えるというよりギンギンに冷やして痛みを抑える、
つまり麻痺状態にして痛みを感じにくくすることが目的な面もあります。

しかし、
炎症はケガを治すために必要な反応なので、
冷やしすぎると今度は体が治そうとする行為を邪魔することにもなりかねません。

ほさき整骨院ではケガの手当てでも冷やすことはほとんど行いません。

なぜなら炎症反応はできるだけ押さえ込みたくないからです。

前回の記事に登場する患者さんの捻挫した足首は熱を持っていました。

でも私の中で患部を冷やすという選択肢はありませんでした。

冷やす派と冷やさない(むしろ温める?)派。

医療従事者の中でも正反対の意見を持つことがあるのです。

当院へのアクセス情報

院名ほさき整骨院
住所兵庫県神戸市垂水区青山台4-8-18 森ビル1階
予約完全予約制とさせていただいております。予約時間の5分前までにお越しください。
※キャンセルは前日までにご連絡ください。
電話078-752-3310
LINE